ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼・彼女らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今月はポルトガルに拠点を置くNidia Diasさんです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
メインテーマである「Creative Addiction」について考える中で、私はこれまで何度こんなふうに絶え間ないループに陥りながら、イメージを完璧にしようとしたり、Pinterestのタブで参考になるものを探したりしてきただろうかと考えていました。
そんな無限のループの状態から、「going down the rabbit hole」という表現と「不思議の国のアリス」を思いつきました。アイデアが決まると、Cinema 4Dを使って、私が吸い込まれるトンネル/穴をつくり、そこに多くの色を当てはめていきました。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
『ブレーン』の以前の表紙や自分が持っている過去の雑誌や書籍の表紙を見ていると、エネルギーや色彩が豊かで、シンプルな造形で表現されているものに心惹かれます。そこから、シンプルな形でトンネルを表現し、光と色でエネルギッシュなイメージにしたいと思いました。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
いつもとても興味深く、刺激的です。私は西洋で生まれ育ちましたが、日本との文化の違いから好奇心を持って見ています。美的感覚から言えば、楽しくて、ユニークでカラフルな日本の広告が大好きです。