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名作コピーの時間

目指すのも、行き着くのも、自由だ

吉岡丈晴

    国会議事堂は、解体。

    宝島社/2003年
    〇C/前田知巳

    「ビルができたら、お返事します。」地図に残る仕事。

    大成建設/1993年
    〇C/安藤寛志

    「人間」らしく やりたいナ トリスを飲んで 「人間」らしく やりたいナ 「人間」なんだからナ

    サントリー/1961年
    〇C/開高健

2001年。最終前の面接で初めて東京を訪れた。東京駅から田町までおよそ1時間かけて移動した。東京は広いなぁ。早めにきてよかった。山手線に内回り外回りがあるのを知らなかった。宣伝会議という会議があるのだと思っていた。パワーポイントを注力すべきポイントだと解釈していた。お気に入りの広告は?という質問に「明日があるさ」と当時電通の福里真一さんのCMをあげた。大きくぬけ落ちている。そんな大阪人を採用したうちの会社の器はデカいと思う。

PR局に配属された新人時代、毎日気になった新聞記事をクリッピングしていた。

「国会議事堂は、解体。」どんな記事よりもセンセーショナルだった。広告コピーは、クライアントの目的と合致すれば、世の中にむかって...

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