「うちで踊ろう」(2020年、星野源)他
名言ヅラしていなくて、みんなのおもちゃになるようなコピーが好きです。「ダッダーン」は幼稚園でゲラゲラ笑いながら真似していた、原体験とも言えるコピー。当時はダダンというのが商品名だということも知らず、ただ語感が面白くてひたすら繰り返していたのですが、それってコピーの究極の到達点ではないかと思うのです。意味がないけれど魅力的な言葉には今でも強い憧れがあります。
名作コピーの時間
宝島社/2003年
〇C/前田知巳
大成建設/1993年
〇C/安藤寛志
サントリー/1961年
〇C/開高健
2001年。最終前の面接で初めて東京を訪れた。東京駅から田町までおよそ1時間かけて移動した。東京は広いなぁ。早めにきてよかった。山手線に内回り外回りがあるのを知らなかった。宣伝会議という会議があるのだと思っていた。パワーポイントを注力すべきポイントだと解釈していた。お気に入りの広告は?という質問に「明日があるさ」と当時電通の福里真一さんのCMをあげた。大きくぬけ落ちている。そんな大阪人を採用したうちの会社の器はデカいと思う。
PR局に配属された新人時代、毎日気になった新聞記事をクリッピングしていた。
「国会議事堂は、解体。」どんな記事よりもセンセーショナルだった。広告コピーは、クライアントの目的と合致すれば、世の中にむかって...