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名作コピーの時間

ふつうと戦い、時にふつうを愛しながらコピーを書く。

青木一真

    ふつうの17歳なんか、ひとりもいない。

    KDDI/2000年
    〇 C/秋山晶

    モノより思い出。

    日産自動車/2001年
    〇 C/小西利行

    あした、なに着て生きていく?

    earth music & ecology/2010年
    〇 C/児島令子

ふつうの町でふつうに育った。日本一短い地名。それくらいしか売りがない、安定志向な町。部活も勉強も平均的だった僕は、それを育った町のせいにして、ふつう地獄から逃げるように東京をめざした。授業をサボって宇田川町にレコードを掘りにいく。夜は合コンかクラブが日課の意識低めな大学時代。そんなモラトリアムに出会ったのがauの広告。未完成の自分に向けた強烈な一言。漠然と不安を感じていた当時、妙に背中を押された気がした。

ここから続くKDDIの広告はとにかく攻めまくっていて。広告ってテレビや音楽以上におもしろいかも。そう思い始めたのもこの頃だった …

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ふつうと戦い、時にふつうを愛しながらコピーを書く。(この記事です)
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