長崎新聞社は、長崎とアメリカ西海岸の類似点を捉えるユニークな広告を新聞やWebで実施している。企画の発端は長崎出身の鳥巣智行さん(電通総研Bチーム)の「長崎って日本の西海岸だと思う」という発言から。実際に考えると地理だけでなく、文化や歴史に類似点が多いことに気づく。たとえば、アルカトラズ島と軍艦島は形がそっくり。長崎のちんちん電車とサンフランシスコのケーブルカーも似ている。亀山社中を西海岸のスタートアップ文脈で捉え直してみたり。見慣れた街も「西海岸との共通点」という視点で切り取ると、新たな魅力が見えてくる。在京若手長崎県人会「しんかめ」と連携しながらそれらのネタを集めた。「地域の情報を地域に届けることが従来の地方紙の役目ならば、地域密着だからこそできる、新たな地域資源の発掘と発信が、これからの地方紙の価値を高めるのではないか。そう考えたときに …