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QUESTION

通勤中、ついつい観察してしまうものは?

杉山恒太郎、内山光司、日下慶太、キリーロバ ナージャ、イム ジョンホ、徳井直生

旬のクリエイター6人による、ショートアイデア。今月のお題は「つい見てしまうもの」。

Q 通勤中、ついつい観察してしまうものは?

杉山恒太郎(すぎやま・こうたろう)

ライトパブリシティ 代表取締役副社長

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A 銀座の中国人

銀座ど真ん中通勤も丸二年、何と言っても愉快なのは中国人観光客たち。かつてパリやロンドンを仲間とウロウロしてた40 年前の僕たちの生き写し。ギャルソン好きは香港系、高めのステーキ屋で出会うのは北京のIT 長者?マツモトキヨシに群がるのは広州のおばさん軍団か?銀座をかっぽする彼らの賑やかさの濃淡で今の中国との政治的関係すら見えてきて楽しい!

内山光司(うちやま・こうし)

GT クリエイティブディレクター

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A あと何度、見られるだろうか

「月」ですね。立待、居待、寝待と、欠けていく月。つい先日、満月を見たばかりなのに、また満月か...とあきれるほどの、時間の過ぎる速さに驚くことも少なくありません。あと何度、この満月を見られるだろうかと、残された時間の少なさを噛み締めながら、ならば、明日もまた頑張ろう、と思うわけです。

日下慶太(くさか・けいた)

電通関西支社 クリエーティブ局 コピーライター

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A やっぱりヒトが好き

寝てる人・独り言を言っている人・スポーツ新聞のエロ紙面を読んでいる人・植木の新芽を食料として採集しているホームレスなど、いつも人間の「隙」を見ています。そして隙あらばそれを写真に収めます。というのも自分が『隙ある風景』という写真ブログをやっているからなのですね。4 年もやっていると、この交差点はやばいおっさんが多め、この植木の茂みにいつもホームレスのおっさんがおるねんな、あ、今日はおれへん? と通勤路の変化に敏感になり、毎日の通勤が楽しくなります。ブログは都築響一さんのメールマガジン『ROADSIDERS'weekly』で連載をいただくまでにもなりました。みんな隙に飢えているのかな。『隙ある風景』と検索すると出てきますのでよろしくおねがいします。あっ、ブレーンでも連載したいな。

キリーロバ ナージャ(Nadya Kirillova)

電通 マーケティング・デザイン・センター
クリエーティブ/コピーライター

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A 電車の路線図をぼーっと眺める

ドア付近にある電車の路線図を眺めながら、駅名を英語に直訳。意外な発見やギャップを楽しみます。例えば、麻布十番→ Linen number 10。まるでテキスタイルカタログ。渋谷→ BitterValley。ギャルの派手な感じがしません。秋葉原→ Field of autumn leaves。オタクより山ガールの香りが漂います。なかでも一番すごそうなのは神楽坂→ Hill where gods enjoy themselves。

イム ジョンホ(Jeong-ho Im)

mount CEO/アートディレクター

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A ゆらめく陽だまり

陽だまりを見かけると足をとめます。その場所、その時間、その角度でしか見られない陽だまりの形や反射、ゆらぎ、コントラスト。一瞬にして気持ちが豊かになっていく感じが、不思議と心地よく、立ちどまって見てしまいます。

徳井直生(とくい・なお)

Qosmo 代表取締役

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A スマホに夢中の老若男女

姿勢が気になります。特に本を読んでいる女性とスマートフォンを触っている女性。大抵の場合、本を読んでる人の方が姿勢もきれいで美しく見えると思いませんか。単なるノスタルジアや慣れの問題ではない何かがあるような気がしています。はたして、美しいスマホの作法は存在するのでしょうか?

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