あの人はどう考えているの?
その時もっとも気になる質問に対して、複数のクリエイターに回答していただくコーナーです。
Q 成功するプレゼンのために大切にしていることは?
野尻大作(のじり・だいさく)
GROUND アートディレクター/クリエイティブディレクター
A 場の盛り上がりを想像して準備
確信のある企画を持っていくこと。そして広げた瞬間にクライアントに確信を得てもらうこと。本当に自信の持てるものは、いくつもできないので、必然性のないかぎり案はしぼって提出します。もちろん長々としゃべったりもしますが、そんな理屈は吹き飛んで、「いいね、いいね」とその場が盛り上がることをいつも想像しながら準備します。逆に、「うーん」と悩まれてしまったり、質問が殺到したときには、はずしたなと思ったりもします。
勝浦雅彦(かつうら・まさひこ)
コピーライター/CMプランナー
A 聞き手は家族に何と言うだろう
まず「共有したい志」を最初にお伝えします。そしてシンプルに「何を持ってきたのか」がわかるように。きっと、何社も何案も提案を受けるお客さんの方もしんどいと思うんです。それでも、仕事を終え自宅に帰ってネクタイをほどきながら、ご家族に「今日、なんか変なヤツがムチャなプレゼンしてきてさー、でも面白いんだよー」なんて、笑いながら話したくなるような、サービス精神にあふれたものになっていたら、きっといい成果が待っているはず。