働き手の「働きたい時間」と、事業者の「働いてほしい時間」をマッチングするアプリ「Timee(タイミー)」。“スキマ時間にスポットで働く”という新しい市場をリードし、事業拡大をしてきた同社。その背景にあるのはリアルタイムなマッチングを支える緻密なシステム構築と、データドリブンなメディアプランニングにあった。同社の取り組みについてCMOの中川祥一氏に話を聞いた。
エリアごとのリソース投下で47都道府県に事業を展開
2018年からサービスを開始したスキマバイトアプリの「タイミー」。2019年11月には、有名俳優を起用したテレビCMの放映を開始。さらなる利用者の拡大を目指し、マーケティング投資を拡大しているフェーズにある。
「タイミー」は、ワーカー側と事業者側の双方を適切にマッチングさせる、いわゆるツーサイドプラットフォーム。それゆえ、マーケティング活動はワーカーの登録促進だけでなく、求人を出す企業や店舗側の獲得も同時に実現する必要がある。
同社のマーケティング活動全体を統括する執行役員CMOの中川祥一氏は「当社の事業成長において鍵となるのは、リアルタイムで需要と供給のバランスがとれる状態を実現することにあります。そこでマッチングシステムの整備と共に、求人情報の充実とワーカー数の増強、その両輪を回すマーケティング戦略をとっています」と話す...
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