広告マーケティングの専門メディア

           

広告効果の可視化とマーケティング投資の最適化配分

Indeedが6年ぶりにテレビCMを刷新 新戦略、羅針盤となったのは内製した「MMM」

田尻祥一氏(Indeed Japan)

大規模なテレビCMの展開で認知を高めてきた求人サイトIndeedは2022年、マーケティング戦略の大幅な刷新を行った。改革の一端を担ったのが、マーケティングミックスモデリング(MMM)の導入。戦略を牽引したシニアディレクターの田尻祥一氏に話を聞いた。

従来のコンセプトを刷新 赤楚衛二さん、中条あやみさん起用のCM

2004年にアメリカで設立されたIndeedでは、「We help people get jobs.」というミッションを掲げ、60カ国以上28の言語で求人サイトを展開している。日本では2009年11月にサービス提供を開始し、2013年に日本法人が設立された。

同社の認知度を一挙に押し上げたのが、2017年から放映を開始したテレビCMだ。斎藤工さんや泉里香さんなどのタレントを起用し、「仕事さがしはIndeed」のフレーズを軸にいくつものクリエイティブパターンを制作。その後、2021年には月間テレビCM放送回数ランキングで複数回トップになるなど、大規模な広告投資で急速な事業成長を実現してきた。

そんな同社が、2023年6月、6年ぶりとなるテレビCMの全面刷新を行った。新たなブランドキャンペーンのコンセプトは「いい未来は探せる」。雇用の仕組みや環境が変化する中で将来に対し、不安を抱えている人が...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広告効果の可視化とマーケティング投資の最適化配分 の記事一覧

広告効果の測定で起こりがちな「因果の逆転」「見せかけの効果」に騙されないために
高収益企業、キーエンスの営業力を支える!対象顧客選定のマーケティングとデータ活用術
ROI追求と体験創出の両輪を回す 日産自動車のメディア戦略とクリエイティブ
Indeedが6年ぶりにテレビCMを刷新 新戦略、羅針盤となったのは内製した「MMM」(この記事です)
8年で累計販売食数8000万を突破の「nosh」鍵はインハウスチームが実現するスピード感
「明日のイベントに人手がほしい!」を実現する タイミーのデータドリブンな意思決定
AIと担当者の判断を比較し業務精度も向上 アダストリアが実践、アパレル産業の需要予測
AI活用で顔の見える相手に届ける「広告のCRM化」が進む
「広告接触をどのように定義するか?」予測精度を高める4つの論点
「MMM」の民主化も後押し 超高速「アジャイル型マーケティング」の実現へ
リーチ・インプレッションに変わる指標へ「バニティメトリクス」偏重からのシフト
ユーザー別にコンバージョン確率を予測 高ポテンシャルユーザーを見極め広告を配信
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する