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広告効果の可視化とマーケティング投資の最適化配分

8年で累計販売食数8000万を突破の「nosh」鍵はインハウスチームが実現するスピード感

前川純一氏(ナッシュ)

糖質と塩分に配慮された冷凍宅配食をサブスクリブションモデルで提供するサービス「nosh」。YouTuberのタイアップをはじめとしたインフルエンサーマーケティングと、インハウスによるスピード感のあるデジタル広告運用で、2024年4月現在、累計販売食数は8000万食を突破。同社の取り組みについて聞いた。

利用者のモーメントを捉えタイアップ企画に注力

「社会全体を健康に。」を理念に、冷凍宅配食サービス「nosh」を展開するナッシュ。2018年のサービス開始以降、デジタル広告を中心に認知を高め、コロナ禍を背景とした食習慣の変化も後押しとなり事業を拡大。2020年1月の月間販売18万食から、2022年1月には月間150万食と約8倍に増加。累計販売食数は8000万食を突破した(2024年4月現在)。

食生活のサポートを通した生活習慣病の予防・改善をコンセプトに掲げた「nosh」は当初は比較的、高い年齢層に向けたアプローチを行っていた。しかし実際のユーザのボリュームゾーンは20~30代の男性。さらに現在は40~50代、ファミリー層など、幅広いユーザの獲得を目指したコミュニケーションを行っている。

同社の急速な認知拡大を支えたのが、大規模なデジタル広告への予算投下だ...

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