明治は7月に「きのこの山」「たけのこの里」ブランドから夏の季節限定商品として、クラッカー部分だけを残した「チョコぬいじゃった!きのこの山」を発売。発売当日にSNSでトレンド1位を獲得するなど話題を集めた。ロングセラーブランドの資産を生かしながら、話題化を図る方法論を同社・価値創造戦略本部の小口陽平氏とグローバルカカオ事業本部の杉山詩織氏に聞いた。
チョコぬいじゃった!きのこの山とは?
「チョコぬいじゃった!きのこの山」は、通常の「きのこの山」からチョコレート部分をなくし、クラッカーの軸だけを残した夏の季節限定商品。チョコレートを「脱いだ」分、通常の約2倍となる約60本のクラッカーを詰めた。
「溶けるならチョコレートを外してみよう」SNSで話題化する大胆な商品企画の理由とは
明治は、2023年7月25日に全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで「チョコぬいじゃった!きのこの山」を発売した。
チョコレート菓子は夏場の需要減という課題を抱えており、前年は記録的な猛暑だったことも重なり、同社のカカオ事業として夏季の販売対策を改めて検討することになった。
議論を重ねた結果、高温でチョコレートが溶けてしまうのであれば、人も暑いと薄着になるように、きのこの山もチョコレートを脱いでみれば良いのではないかというアイデアから誕生した。
商品発売時にはチョコレートのない「きのこの山」を楽しむための食べ方提案として、同社の「おいしい牛乳」、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」、「明治エッセルスーパーカップ」とのコラボレシピも発表。
さらに、「きのこの山」公式X(旧Twitter)で「#きのこの山と過ごす夏ハッシュタグ投稿キャンペーン」も実施し、話題化を促進した。
明治は、2023年7月25日に全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで「チョコぬいじゃった!きのこの山」を発売した。チョコレート菓子は夏場の需要減という課題を抱えており、前年は記録的な猛暑だったことも重なり、同社のカカオ事業として夏季の販売対策を改めて検討することになった。議論を重ねた結果、高温でチョコレートが溶けてしまうのであれば、人も暑いと薄着になるように、きのこの山もチョコレートを脱いでみれば良いのではないかというアイデアから誕生した。商品発売時にはチョコレートのない「きのこの山」を楽しむための食べ方提案として、同社の「おいしい牛乳」、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」、「明治エッセルスーパーカップ」とのコラボレシピも発表。さらに、「きのこの山」公式X(旧Twitter)で「#きのこの山と過ごす夏ハッシュタグ投稿キャンペーン」も実施し、話題化を促進した。