広告マーケティングの専門メディア

           

「動画」× SNSで話題をつくる、売上につなげる!

機能軸の訴求だけではなくファン心理をついた情緒的訴求を

森内 凱氏(FinT)

    Q. 広告主企業の動画を活用したマーケティング・コミュニケーションの潮流とは。

    A. モノ消費からコト・イミ消費へのシフト。

    昨今、モノ消費からコト・イミ消費に移り変わってきたと言われます。「なぜその商品を買うのか」というストーリーや「推しの〇〇さんが使っているから購入する」という応援文脈でのイミ消費が広がっており、意味付けを与えられた動画構成が求められています。そのため、単なる機能軸の訴求では顧客に響かず、情緒的な訴求を行うコンテンツが増えてきました。最近よく見られるショートドラマ風の演出も、ドラマ仕立てにすることでユーザーに嫌われることなく、情緒的な訴求ができるのもポイントです。

    このモノ消費からコト・イミ消費へのシフトは推し活などにも影響しており、アイドルのほかにVTuberなど熱狂的な界隈が生まれ、マーケティング・コミュニケーションに積極的に活用されるようになりました。今後の動画は、いかにその商品を買う情緒的な理由をつくれるかが、別れ目となってくるでしょう。

    Q. 企画やクリエイティブ、あるいは配信など、動画施策で工夫すべき点はあるでしょうか。

    A. ファン心理をつくストーリー設計、視聴者に徹底的になり切る憑依力。

    イミ消費が広がっているからこそ、ファン心理をつくストーリー設計をする必要があります。インフルエンサーを起用した動画についても同様で、普段のコンテンツやその人の...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

「動画」× SNSで話題をつくる、売上につなげる! の記事一覧

クリエイターの肌感覚を最大限活かし 柔軟性のある企画やクリエイティブに
機能軸の訴求だけではなくファン心理をついた情緒的訴求を(この記事です)
世界の広告賞に見る 動画活用の最先端
企業のキャンペーンを牽引した「Web動画」秀逸事例
人がメディアになる時代 70人の社内インフルエンサーをかかえる3COINSのSNS施策とは
ターゲットはZ世代 タイガーボトル初のSNS専用動画の狙い
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する