CXOの深津貴之氏が作成した「深津式プロンプト」をはじめChatGPTの活用に対するナレッジを積極的に社内で共有しているnote。リリース直後からChatGPTを試している同社マーケティングユニットの津隈和樹氏に、タイトル案出しやリード獲得施策など具体的なマーケティングの仕事における活用方法について聞きました。
活用術1
メールやイベントのタイトル案出し
Q. note初のマーケティング専任者のChatGPT活用法
A. ほぼ毎日、ChatGPTを業務に利用しています。主にメールやイベントの案出しや、部下から出てきたこれらの案に対するフィードバックの際の情報源として利用しています。例えば、画像1は広報やオウンドメディア運営にも活用できる「note AIアシスタント(β)」という創作支援ツールを訴求するメール本文なのですが、このタイトル案はChatGPTに素案を考えてもらいました。

画像1
まずはメール本文をコピーし、さらに「開封率の高いタイトル案」などの条件をつけます。その後、30個程案を出してもらい、案を絞ってブラッシュアップさせる作業を繰り返します。ここでは適切な回答を得るために、サービスの企画書の内容など詳細な情報を入力するようにしています。
以前であれば、私がターゲット設定などの最低限のチェックリストを作成し、それを踏まえて、メールの作成者が複数のタイトル案を考え、ABテストを行ってきました。ChatGPTの活用により、タイトル案の提案が効率化されただけでなく、私がフィードバックを行う際にもより具体的な提案ができるようになりました。
活用術2
リード獲得施策の企画のブレスト
Q. 適切なアウトプットに導くには
A. メールのタイトル案だけでなく、企画を考える際にも使用します。例えば、画像2はリード獲得の...