世の中には定量、定性とさまざまなデータがあります。そして、そのデータの量は爆発的に増えています。多種多様なデータをどのように活用すれば、企業、社会、そして私たちの暮らしをより豊かにしていけるのでしょうか。企業も社会も消費者もハッピーになる、これからのデータ利活用の方向性を全12回で考えていきます。
今月のデータ
企業等が「データの最小化」をすれば、パーソナルデータ利用の不安が低減(55.7%)
AppleにGoogleも追随 3rdPartyCookieの利用に制限
日立製作所と博報堂が2020年に実施した「ビッグデータで取り扱う生活者情報に関する意識調査」によると、パーソナルデータの利用に関する不安が最も低減する施策は、氏名の除去やデータを扱う人を最小化する「データの最小化」、次いで目的に照らして最低限のデータしか収集しない「収集制限」でした。デジタル広告は、そうした生活者の意識に呼応して「3rdPartyCookie」を利用したこれまでの体制の見直しに取り組んでいます。
3rdPartyCookieとは、複数のサイトをまたがったユーザーの行動をトラッキングすることを可能にするもの。例えば...