広告マーケティングの専門メディア

           

情報の利活用がもたらす、社会と暮らしの変化

ポストCookie時代の広告配信を支える、2つの技術

田中 宏昌氏、林 思朗氏(インテージ)

世の中には定量、定性とさまざまなデータがあります。そして、そのデータの量は爆発的に増えています。多種多様なデータをどのように活用すれば、企業、社会、そして私たちの暮らしをより豊かにしていけるのでしょうか。企業も社会も消費者もハッピーになる、これからのデータ利活用の方向性を全12回で考えていきます。

    今月のデータ

    企業等が「データの最小化」をすれば、パーソナルデータ利用の不安が低減(55.7%)

AppleにGoogleも追随 3rdPartyCookieの利用に制限

日立製作所と博報堂が2020年に実施した「ビッグデータで取り扱う生活者情報に関する意識調査」によると、パーソナルデータの利用に関する不安が最も低減する施策は、氏名の除去やデータを扱う人を最小化する「データの最小化」、次いで目的に照らして最低限のデータしか収集しない「収集制限」でした。デジタル広告は、そうした生活者の意識に呼応して「3rdPartyCookie」を利用したこれまでの体制の見直しに取り組んでいます。

3rdPartyCookieとは、複数のサイトをまたがったユーザーの行動をトラッキングすることを可能にするもの。例えば...

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

情報の利活用がもたらす、社会と暮らしの変化 の記事一覧

ポストCookie時代の広告配信を支える、2つの技術(この記事です)
行政におけるデータ活用を加速させるヒント
生活者にとって安心なデータ活用と同意の取得
偶然の出会いはデータで演出できる?
「混雑情報」に見る、人を正しい行動に導く情報の届け方
「効率」と「効果」の境界線 情報の利活用が持つ二面性とは?

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する