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情報の利活用がもたらす、社会と暮らしの変化

「効率」と「効果」の境界線 情報の利活用が持つ二面性とは?

田中 宏昌氏(インテージ)

世の中には定量、定性とさまざまなデータがあります。そして、そのデータの量は爆発的に増えています。多種多様なデータをどのように活用すれば、企業、社会、そして私たちの暮らしをより豊かにしていけるのでしょうか。企業も社会も消費者もハッピーになる、これからのデータ利活用の方向性を全12回で考えていきます。

    今月のデータ

    同じ広告が何度も表示されると嫌悪感を抱く(47%)

2019年12月に一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)からリリースされた「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」によると、全国15~69歳の1日におけるインターネットの利用時間は225分とテレビ(116分)の倍近い時間となっています。さらに、インターネット広告に関する質問では「広告の表示のされ方」に半数以上(54%)の人が「嫌悪感」を抱くと回答しています。

また、インターネット広告に関する特徴として「自分が見た広告ばかり出てくるのは気持ち悪い(30%)」「違う端末でも同じ広告が表示されると気味が悪い(26%)」といった、個人識別情報の活用について不快感や不安を抱くとする回答が目立っています。

情報は正しく使われると私たち生活者の暮らしに多くの便益をもたらしますが、利用方法によっては...

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企業も社会も消費者もハッピーになる これからのデータ利活用の方向性
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