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デジタル化で進化!「オーディオアド」の活用術

「熱量」が伝わる音のコミュニケーション 急成長するデジタル音声広告市場

嶋 裕司氏・長瀬次英氏(TOKYO FM)

米国のポッドキャスティング市場に見られるように、ここ数年オーディオコンテンツが人気だ。日本でもClubhouseが盛り上がるが、オーディオコンテンツ市場、それに伴う音声広告は国内でも活性化するのだろうか。TOKYO FMの嶋氏、長瀬氏に聞く。

ユーザーへより魅力的なコンテンツ提供が必要に

嶋:2017年から米国のデジタル音声広告市場は150%近い伸びを続けています。その背景には、強力なコンテンツが次々に生まれることによる、ユーザーの拡大があります。記憶に新しいのは、アメリカのマルチメディアラジオ放送局「This American Life」が制作したポッドキャスト番組『Serial』。実際に起こった犯罪を女性記者が調査していく内容で、シーズン1と2のエピソードは合計3億4000万回以上ダウンロードという世界記録を達成しています。

その影響力の高さから、この事件について裁判所の再審を求める社会現象にまで発展しました。このように米国は先んじて、オーディオコンテンツが盛り上がりを見せています。

長瀬:日本国内でも2021年のデジタル音声広告市場の市場規模は約50億円、2025年までに420億円ほどに伸びると予測されています。このように...

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