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社長、どうしてCMはじめたんですか?

面接の難しさを面白く表現 認知度を高め、新規顧客との接点を創出

スタジアム

スタジアムは2020年7月17日から、同社のWeb面接特化型システムである「インタビューメーカー」のCM放映を開始した。これまで営業活動を重視し、CMは一切打たずにオンライン面接システムの顧客満足度No.1※の地位を維持してきた「インタビューメーカー」。その同社がなぜ今CM出稿に踏み切ったのか。その戦略と狙いについて、イースピリット代表の足立茂樹氏が、スタジアム代表取締役CEOの太田靖宏氏に話を聞いた。
(※2020年度2月 日本マーケティングリサーチ機構調べ)

「こうみえて彼は仕事ができる」篇、「こうみえて彼はまったく仕事ができない」篇

目的は「認知度向上」 15秒で4回もサービス名を連呼

足立:「インタビューメーカー」はどのようなサービスですか。

太田:パソコン、タブレット、スマートフォンを使って、オンラインで面接を行うシステムです。応募者が企業の採用ページに設置したリンクをクリックするとカレンダーが表示され、面接の空き時間がわかります。応募者はそのカレンダーで自分の都合に合わせて予約を入れ、面接当日はビデオ通話機能を使って面接を受けます。就活で複数の企業に応募するような場合、スケジュール調整や必要書類の準備は非常に大変ですし、面接には移動時間や交通費がかかります。

とくに地方在住者が東京で面接を受けると負担は一層大きくなります。「インタビューメーカー」はそうした負担の軽減に役立つサービスです。

もちろん企業側の負担も減らすことができます。企業によっては千人規模で応募者が集まるので、一次面接だけで大変な労力がかかります。そのスクリーニングに関わる業務を効率化することはできないか、という発想で開発したのがこのシステム。面接官の画面には履歴書など応募者の書類が表示されますし、評価シートを表示して、面接を行いながら記入していくことも可能です。

面接の様子は自動的に録画されるので、他の面接官との情報共有も簡単にできます。動画の音声をテキスト化する機能を使えば、面接官はメモを取ることから解放され、応募者としっかり向き合うことができます。

足立:現在、どれくらいの企業で導入されているのですか。

太田:現在、2800社を超える企業に導入いただいています。

足立:テレビCMを打つのは今回が初めてですか。

太田:初めてです。実は私はこれまで、BtoB企業がCMを打っても意味がないと思っていて…。CMを打って認知を獲得してという手順を踏むより、営業が動く方が契約につながると考えていたからです。実際、お客さまからは営業力があるという評価をいただいてきました。

足立:それなのになぜ、今回CMを打とうと思われたのですか。

太田:「インタビューメーカー」のサービスをスタートした当時、国内に競合はほぼいないという状況でした。しかし...

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