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社長、どうしてCMはじめたんですか?

登録者数も注文数も爆発的に増加!生産者のカッコよさを伝えるCM

ポケットマルシェ

日本の農業や水産業を活性化させたいという思いで立ち上げられた「ポケットマルシェ」は、農家、漁師、畜産家などの生産者と消費者が直接取引するプラットフォームだ。生産者と消費者が心を通わせることができる直接取引は、災害などで既存流通が停止した時に、より威力を発揮する。この新しい流通システムにこめられた信念と、それを体現したCM戦略について、イースピリット代表の足立茂樹氏が、ポケットマルシェ代表取締役CEOの髙橋博之氏に話を聞いた。

農業・漁業の一番の価値である「生産現場」を消費者に伝えたい

テレビCM「生産者の“想い”と、あなたの“おいしい”を、つなげたい。」篇

足立:「ポケットマルシェ」は消費者が生産者から直接作物や魚介類を購入できるプラットフォームだそうですが、どういう経緯で始めたのでしょうか。

髙橋:僕は10年前まで岩手県花巻市選出の県議会議員をしていました。その時に初めて、花巻の農家の方々が、農業では食べていけないからと跡取りとなるはずだった人が都会に出ていき、人口減少で集落の存続すら危うい状況にあることを知ったのです。この現状をどうすれば変えられるのか、ずっと考えていたところに、東日本大震災が起こりました。

僕は復興支援で大槌町という漁師町に入ったのですが、そこで漁師の方々と、都会から来たボランティアの方々で交流が生まれていました。私も含め、その後もつながりは継続して、友達になった漁師から直接、魚を買うように。友達が獲った魚は、スーパーマーケットで普段目にしていたものよりも、価値があるものに思えました。

その時、農業や漁業は、誰がどんなふうにつくったのか、誰がどんなふうに獲ったのか、生産のプロセスを見せることで価値が生まれるのではないかと考えたのです。

スーパーマーケットで一次産品を買うときは、価格の安さで選びがちですし、生産者への感謝の気持ちもわきにくいですよね。生産者からしても、自分が手塩にかけた農産物や魚介類に対して、消費者から「ごちそうさま」とか「おいしかったです」と言われたらやりがいも生まれるはずですが、その声を聞くことはできない。それなら生産者と消費者が直接交流できるプラットフォームをつくったらどうかと、約4年前に立ち上げたのがポケットマルシェでした。

足立:初めてのテレビCMは今年の5月から放映を開始したそうですね。新型コロナウイルスの拡大がきっかけですか。

髙橋:そうです。震災の時にも流通が機能不全に陥りましたよね。でもあの時、生産者から直接買える人は困らなかった。当時から直接取引は災害時に威力を発揮することはわかっていました。この直接取引がまさか新型コロナで有効に機能するとは思っていませんでしたが...

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