「AI技術の進歩により、文系の自分の仕事はいつかなくなるのではないか」。本書は、そんな不安や疑問を解消するために書かれた。著者は冒頭、AIをめぐる自身の見解について説明。本書が引用するアクセンチュアが発表した調査によると、日本人のうち「AIが自身の仕事にポジティブな影響をもたらす」と回答した人は22%にとどまり、世界平均の62%より40ポイントも低かった。「日本人は世界の他の国の人と比べて、よりAIへの不安を抱いていることが分かる」(著者)。
AI導入で消える仕事はあると認めつつ、むしろ、そこから生まれるAI関連の職に就く準備をするよう勧める著者。なぜなら、昨今の潮流においては、これまではAIを"つくる"理系人材が求められてきたが、今後は既存のAIツールをどう"使う"か、を考える「文系AI人材」が重宝されるようになると考えているからだ …
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