次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はJTB Web販売部 マーケティング課で活躍する園田 菜穂子さんに話を聞いた。

JTB
Web販売部 マーケティング課
園田 菜穂子(そのだ・なほこ)さん 29歳
2013年法政大学卒業後、i.JTBに入社。外部パートナー企業との提携販売担当を経て、2015年よりマーケティングを担当する部署に所属。趣味は旅行で、ハワイと温泉が特に好き。
インハウス運用で効率化 経営視点で考えられるように
JTBのWeb販売部マーケティング課に所属する園田菜穂子さんは2013年、JTBグループ内でWeb販売を担うi.JTBに新卒で入社。2年間は外部パートナー企業と連携しWeb販売を拡大する提携営業に従事した。その後、マーケティング機能を強化する方針が掲げられたことからWeb広告やマーケティングを担当する部署の人員を拡充することに。2015年から、園田さんもその担当に異動となった。2018年4月にグループ会社15社が経営統合、現在の部署においても継続してWeb販売のマーケティングを担当している。
園田さんは「マーケティング機能の強化を機に、Web広告機能のインハウス化が推進されました。内製でマーケティングや広告の運用を行うことで、業務をより深く理解できるようになったとともに、マーケティングの重要性を改めて感じました」と語る。
当時は社内のチーム5人で、Web広告のトライ&エラーを繰り返すも、成功確率は1割程度。しかしチャレンジの繰り返しで、失敗も含めノウハウが蓄積されていった。インハウス運用によりPDCAのサイクルも早まり、スピード感があるという。「売上は年間目標を達成し、目標達成と効率化という名目で、社内でチームが表彰され、結果が出てやりがいを感じました」。
2019年4月からは、マーケティング課でWebに関するすべてのマーケティングを俯瞰する役割に。多岐にわたる旅行商品について、ポイントキャンペーンやメールマガジン、Web広告・SNSからLPへの導線づくりなどを担当するようになった …