次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はサンリオ マーケティング本部 キャラクター推進部で活躍する須佐奈央子さんに話を聞いた。
BtoBtoC事業開発を見据えたブランド育成に注力
今年45周年を迎えた「ハローキティ」などのキャラクターで有名なサンリオ。ギフト商品の開発・販売から始まり、現在は数多くのキャラクター商品の開発・販売からライセンスビジネスまで手掛ける。来年には創業60年を迎えるが、マーケティング本部が設立されたのは昨年のことだった。
同社マーケティング本部でキャラクターの営業推進を担当する須佐さんは、新卒でサンリオに入社し、企業向けの商品化や販売促進の企画・営業を3年間経験。企業に対し、サンリオのキャラクターのライセンス使用を提案するなかで、その提案の質を向上させたいと感じていたと話す。
「営業がより効果的にキャラクターを提案するためには、キャラクターの本質的な価値の理解が必要だと考えていました」。そんな考えが芽生えた矢先、マーケティング本部への異動が決まったのだという。
須佐さんは、マーケティング本部に所属しながら営業推進として、営業部隊とマーケティング本部の橋渡し役を担う。また営業担当の商談に同行することも多いという。
「営業側が提案に悩んでキャラクターの使い方を相談したい時がある一方で、マーケター側がブランディングの一環として営業と一緒に動きたい時もあります。営業推進はそんな二者の間に立ち、案件成約にもキャラクターのブランディングにもつながるような形で営業活動をフォローしていきたいと思っています …