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広告の舞台裏

テレビCMは話題性が重要!Indeedの広告のニュースバリュー

世界No.1(※1)の求人検索エンジンである「Indeed」。2013年より日本に拠点を構え、日本の求人市場に、これまでにない新たな企業と求職者とのマッチングの軸を提供しています。2017年からはテレビCMの出稿も開始。PR戦略も組み込んだ統合的マーケティング施策は、社会の話題を生み出してきました。Indeed Japan マーケティングディレクターの水島剛氏に、イー・スピリット代表の足立茂樹氏が話を聞きます。

※1 comScore 2019年3月

「#アフター6近況シェア篇」30s

広告会社と常時接続 年間で60種類のCMを制作

足立:Indeedのサービスの特徴を教えてください。

水島:Indeedは、世界No.1(※1)の求人情報に特化した検索エンジンです。アメリカではオンラインで仕事を探している人の約70%が利用(※2)しており、日本でも2009年からサービスを開始しています。求職者はYahoo!やGoogleで検索するように、自分の働きたい条件をIndeedの検索窓に入力するだけで、自分に合った仕事を見つけることができます。

※2 comScore 2019年2月

例えば従来の求人サイトだと「週休二日」「時給高め」「サービス業」など、サイト運営側が設定した項目でしか検索ができませんでした。それに対して、Indeedでは求職者が自分の好きなキーワードで検索することができるのです。

検索結果の表示に際しては、人工知能を活用。検索履歴と検索ワードを分析し、より関連性が高い情報から順番に表示していく仕組みを搭載しています。そこでIndeedを採用の場として活用する企業においては、欲しい人材を具体的にイメージしたジョブ・ディスクリプション(職務記述書)を詳細に書くほど検索キーワードとの高いマッチング性が期待できるというロジックになっています。

足立:マーケティングチームは現在、何人いらっしゃるのでしょうか。

水島:15名ほどです。当社のようなデジタル領域のサービスは常にアップデートされ、新機能も次々と追加されるスピード勝負の世界。こうしたビジネスにおいては、自社のビジネスを深く理解したマーケターのチームを社内につくることが成功の鍵になると考えています。

足立:テレビCMの制作点数が、かなり多いという印象を持っています。

水島:昨年は18シリーズ、約60本を制作しました。出稿したら、すぐに次の撮影に取り掛かるという感じですね。ですから、オリエンやコンペなどをしている時間はありません。当社と広告会社が常時接続して会話やメールなどインタラクティブなコミュニケーションの中で、オリエンからプレゼンまでの要素を実行していきます。

足立:それだと、提案された企画を出し戻ししたりする時間もかからないですよね。これまでの広告戦略でもはや認知度は十分なスコアを達成していると思いますが、それにも関わらずテレビCMを出稿し続ける理由は何でしょうか...

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