次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、ネクソン モバイルマーケティング室で活躍する大瀧勉さんに話を聞いた。
ガンシューティングジャンルで初のヒット作を手掛ける
毎月、新たなゲームが投入され、各社がしのぎを削っているスマホ向けゲーム市場。パズルからアクション、RPG、シミュレーションなどジャンルが細分化され、ユーザーを獲得するための広告プロモーションも活性化している。
この競争が激しい市場で、プロモーションを担当しているのがネクソン モバイルマーケティング1チームの大瀧勉さんだ。同社のモバイル端末向けゲームのターゲット選定からマス広告、デジタル広告のメディアバイイング、オフラインイベントの企画・運営などを担っている。
そんな大瀧さんがプロモーションを手掛けてヒットにつなげたタイトルが、迫りくる敵を銃で撃っていくガンシューティングゲーム『ハイドアンドファイア』だ。スマホ向けゲームでは同タイトルが出るまで、ガンシューティングのジャンルでヒット作が出ていなかった。それが2016年9月にローンチ後、1カ月で100万ダウンロードを達成し、ジャンルの先駆けになったという。
「スマホ向けゲームを取り巻く環境も大きく変化し、市場が急速に成熟化していると感じています。かつて一世を風靡したタイトルも徐々にシュリンクし、ユーザーのゲームに対する興味・関心も多様化しています。そこでプロモーションも、ターゲットをセグメントし、スピーディーに効率的にアプローチすることが重要になっています。また、何よりもゲームのクオリティが問われています。そこで、ゲームが最もこだわって制作している部分を、しっかり伝えていくようにしています」 ...