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R30のホープたち

ジャスティン・ビーバー起用のCMを成功に導いた、ソフトバンクの若き宣伝部員

水本紀代子(ソフトバンク)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、ソフトバンク コミュニケーション本部で活躍する水本紀代子さんに話を聞いた。

ソフトバンク
コミュニケーション本部 広告宣伝統括部 宣伝部 クリエイティブ課
水本紀代子(みずもと・きよこ)さん 27歳

山口県出身。熊本大学教育学部卒業。2012年にソフトバンク入社。入社後、3年間ブロードバンド事業の営業推進部に所属し、新サービス、営業向けの説明会などを担当。2015年に宣伝部へ異動し、テレビCMを中心としたクリエイティブ制作業務に携わる。趣味は旅行で、毎年夏の海外旅行を楽しみに日々仕事に取り組んでいる。

激しい競争の中 CM好感度1位を奪取

激しい競争を繰り広げている国内の携帯電話市場。テレビCMにおいても、各社が旬な人気タレントを起用し、ユニークなストーリー展開が注目を集めている。なかでもソフトバンクは犬のお父さんが登場する「白戸家シリーズ」など、継続的に人気を集めてきた。

しかし、ここ数年は競合企業も力を入れ、CM好感度1位が他社に奪われることも。そんな中で、同社を約2年半ぶりに1位に返り咲かせたのが2月からスタートした、米国・人気アーティストのジャスティン・ビーバーを起用した「学割キャンペーン」のテレビCMだ。

このクリエイティブを担当したのが、新卒で同社に入社し6年目を迎えるソフトバンク 宣伝部 クリエイティブ課の水本紀代子さん。広告会社のクリエイターや社内関係部署と関わりながら、日々CM制作を進めている。入社3年目までは店頭の営業企画を担当していたが、社内公募制度を利用して宣伝部に異動してきた。

「もともと私がソフトバンクに入社したきっかけが、大学生のときに見たキャメロン・ディアスを起用したテレビCMでした。強力なインパクトがあり、ソフトバンクがいますごく話題になっている会社だと感じて、自分も将来はこんなCMをつくる仕事をしたいと思ったのです」。

そんな水本さんが仕事をする上で、自信を深めた企画がジャスティン・ビーバーを起用したテレビCMだった。

「ジャスティンは若年層からの知名度が高く人気があります。ただ一方で、トラブルが話題になる面もあり不安もあったのです。そこで実際に街に出て、キャペーンのターゲット層である学生がどんなイメージを持っているのか聞くことにしました ...

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