宣伝会議賞の協賛企業は、どういった視点で作品を見て、どんな方法で選んでいるのか。前回の協賛企業2社に、協賛企業賞受賞作品の選定ポイントを聞いた。
ゆうちょ銀行 協賛企業賞作品
『備男備女』になろう
キャッチーで使用シーンが想定しやすかった点が決め手に
前回、第52回宣伝会議賞では、グランプリ作品の受賞企業となったゆうちょ銀行。同行が協賛企業賞として選んだのが、冒頭のキャッチフレーズ。課題である「こつこつ貯金することが、カッコイイと思えるアイデア」に対し、
(1)課題に対して的確な作品であるか
(2)多くの共感が得られるか
(3)新たな発見・意外性があるものか
(4)使用シーンを想定し、コミュニケーションや実際の広告として活用できるものか、
という4つのポイントを基軸として広告宣伝担当者が話し合いを行い、決定したという。
協賛企業賞作品となったキャッチフレーズについて、広報部の原田夏希氏は「選定の基軸となる4点をバランスよく兼ね備えており、なかでもキャッチーで使用シーンが想定しやすかった点が決め手となりました」と話す。
選定の過程において …
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