「コードアワード」最高賞は
「ヤフートレンドコースター」

“デジタルとリアルの融合”を図った作品が数多く登場。
D2Cは6月10日、総合的なデジタル広告・マーケティングのアワード「コードアワード2015」の受賞作品を発表した。グランプリに選ばれたのは、リアルタイム検索とバーチャル・リアリティを組み合わせた新感覚の体験型アトラクション「ヤフートレンドコースター」。「ビッグデータを可視化するだけではなく、データそのものを体感できるという点が、インターネットの未来のあるひとつの形を示している」と評価された。
応募対象は、2014年4月1日~2015年3月31日に実施・開始された施策で、今年は昨年を超える123点の作品が集まった。受賞はグランプリ以下、「ベスト・イフェクティブ」「ベスト・イノベーション」「ベスト・キャンペーン」「ベスト・クラフト」の4賞で、それぞれベスト(1作品)、グッド(2作品)の全13作品が選出された。
今回は、“デジタルとリアルの融合”を図った作品が数多く登場。統合型マーケティングにデジタルを組み込み、生活者の新たな体験を創出する作品が多く見られ、動画を活用した作品が多数受賞した。また、新たなデバイスを開発してイベントも実施した作品が登場したことも、特徴に挙げられた。
Twitter、動画広告の料金を改定
自動再生の導入で

投稿された動画が自動再生されるようになった。
Twitterは6月16日、動画広告の課金ルールを一部変更したと発表した。投稿された動画を自動で再生するよう、Twitterの機能を改めたことに伴う対応。さらに、Twitter利用者が広告を見たかを検証するため、ニールセンやモートなどと協力することも明らかにした。自動再生する対象には、GIF動画やVineの投稿も含まれる。iPhone向けTwitterアプリと、PCのWebブラウザ版Twitterで対応を始めた。Android版にも順次導入する予定。
Twitter上の動画広告が、スマートフォンやPCの画面内に縦横すべて収まり、3秒以上再生されると、広告料金が発生する。この基準は、米メディア指標協議会(MediaRatingCouncil)らによる「画面が半分以上表示され、2秒以上再生する」という基準よりも厳しい。
自動再生するかどうかは、ユーザーが選べる。これまでどおり、クリックして再生するか、Wi-Fiにつながっている場合のみ自動再生するよう設定することもできる。Twitterは、「テスト版では自動再生を受け入れる声が多い。動画広告を最後まで見た人の数も従来の7倍になった」と主張している。
買い物までFacebookで完結
「購入ボタン」テスト版を拡大

「カルーセル広告」にも対応。
Facebookが、導入テスト中の「Buy(購入)ボタン」対象企業数を拡大した。テストに携わるECサイト制作支援のショッピファイ(カナダ)が6月11日、明らかにした。
「購入ボタン」は、Facebook投稿や広告から直接商品を買えるようにする仕組み。従来は「商品への興味を育て、商品紹介ページへ誘引し、購入ページで決済してもらう」とステップを踏んでいたのが、商品と「出会って数秒で決済」が可能になる。
ソーシャルメディア各社は、膨大な量の投稿の中で、「購入ボタン」付きの投稿を目立たせたい企業にスポンサード投稿=広告を販売し、収益増を狙う。昨年からTwitterがテストを続けているほか、6月に入って導入したPinterestでは、利用者の87%が同サービスで接した商品の購入経験を持つという。
Facebookの「購入ボタン」は ...