市区町村で発行している広報誌は今、どのような切り口で情報を届けているのか？同様のテーマを扱う広報誌から情報の届け方の工夫を探る。
データを提示し、問題への関心醸成を促す
テーマ
空き家問題 解決の糸口を一緒に見つけませんか
「広報さかいで」23年3月号 香川県坂出市
同号では、坂出市の空き家率が22.0％、県内の市町で最高比率だと示した。また最近5年間の市の窓口への相談件数も1年ごとに多くなり、ごみなどの衛生上の問題や不審者侵入による火災や犯罪の恐れも生じていると伝えた。問題解決のために、市の空き家バンク、固定資産税減免など支援制度の活用を促す。
「データを示し、自分事として関心をもってもらいたかった。『対処の仕方が分からなかったが誌面でさまざまな制度があることを知った』との声が多かった」（坂出市政策部秘書...
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