市区町村で発行している広報誌は今、どのような切り口で情報を届けているのか?同様のテーマを扱う広報誌から情報の届け方の工夫を探る。
数字で実態を伝え、コミュニケーションサロンや相談窓口を紹介
テーマ
ヤングケアラーとその家族を支えます
『広報おおぶ』2022年11月号 愛知県大府市
愛知県ヤングケアラー支援モデル事業を受託した大府市。誌面では、2022年11月からスタートした相談窓口の告知と共に、ヤングケアラーは「年齢や成長段階に見合わない負担・責任を負うこと」なので「お手伝いとは、別物です」と伝えている。愛知県の実態調査で小学5年生は6人に1人、中学2年生は9人に1人がヤングケアラーだと示す。
「実態を数字で見せることで、他人事ではなく身近な課題であることを分かってもらえると思いました」(広報広聴係)。そしてヤングケアラーが交流できるコミュニケーションサロンなど...
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