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ヒット商品 広報が実践したこと

消費者の「ワクワク感」を喚起 ユニークな商品を打ち出し話題に

ローソン「味のしない?飴」

話題となる広報施策は一方的な告知にとどまらず、ターゲットに「自分ゴト」化させる力がある。ここでは商品開発とも連携しながら、テスト販売の段階から消費者を巻き込み、高い反響を得た事例を紹介する。

#テスト販売
#アイデア商品

テスト販売企画で1位となった「味のしない?飴」。

ローソンは、メーカー7社と共同で「ありそうであまりなかった商品」のテスト販売企画を2022年10月25日~11月7日に実施した。消費者の投票により、7商品中トップ3の商品が、ブラッシュアップ後に正式発売される。そのユニークな企画や商品から「思い切った取り組みで面白い」とSNSで拡散。テレビ番組をはじめマスメディアでも取り上げられた。

消費者巻き込み「自分ゴト化」

テスト販売企画は、「お客さまにワクワクしていただける商品を提供したい」という同社飲料・加工食品部の思いから生まれた。また販売を検討していたのがカンロと組んだ「味のしない?飴」をはじめ、ユニークな商品だったため、「テスト販売」企画で、消費者のニーズに耳を傾ける形に。銀色や白で統一したパッケージには「テスト販売中」と表記し、「テスト感」をアピールした。

企画の告知は、ローソンのHP内にキャンペーンサイトを設置しSNSでも拡散。サイト内のバナーも「ワクワク感」が得られるものに。...

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