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担当者が語るIRの現場

メディア・投資家双方に決算説明会 雪印メグミルクのIRの現場

雪印メグミルク

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

株主通信は、期ごとに2回、国内の株主へ印刷したものを送付。写真は2021年12月に送付された「中間株主通信」。

雪印メグミルクの前身会社のひとつである雪印乳業は、関東大震災後の食料政策により窮地に立った北海道の酪農を救うため1925年に生まれた生産者による組織、有限責任北海道製酪販売組合を母体としています。以来100年近くにわたって日本の酪農とともに歩み、国民の豊かな食生活と健康に貢献してきました。

しかし、2000年の食中毒事件などにより消費者の信頼を失ったことで、会社存亡の危機に陥り、事業譲渡、分社化を進めることになりました。2009年、関係者のご理解・ご支援を頂き、市乳事業を営んでいた日本ミルクコミュニティと雪印乳業を経営統合するために共同持株会社雪印メグミルクを設立、2011年に3社が合併し、新たなスタートを切りました。

現在の事業領域は、創業当時から製造を開始したバターをはじめとする「乳製品事業」、そして牛乳・ヨーグルトなど日々の食生活に栄養をお届けする「市乳事業」で収益の大半を占めています。その他に赤ちゃんから高齢の方までの健康をサポートする「ニュートリション事業」、そして我々の事業を支える酪農にもっとも近い事業である...

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