社会における、より良い自社の在り方を考えるにあたり、スポーツ・スポンサーシップを、今どのように活用できるのか。今回はデジタル技術を活用したスポンサーシップに迫ります。
コロナ禍においてリアルでの交流に様々な制約がある昨今、あらゆる分野でデジタル化の流れが加速しています。Jリーグは2015年よりデジタルマーケティングに力を入れ始め、チケット情報や来場者データを基にしたターゲティングにより、スタジアム来場者数やファンクラブ会員数の増加に繋げてきました。本稿では、名古屋グランパス*1とパートナー*2企業であるKDDI*3が取り組むデジタル技術を活用したスポンサーシップの新たな取り組みについて紹介します。
グランパスはニューノーマル時代において観戦スタイルが変化する中、サポーターの多様なニーズへの対応を模索しています。一方KDDIは、自社の5G施策の普及に関して課題を抱えていました。そこでグランパスとKDDIは、それらの...
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