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スポンサーシップ未来予想図

市民マラソンを活用したインターナルマーケティングの可能性

山口志郎(流通科学大学)

社会における、より良い自社の在り方を考えるにあたり、スポーツ・スポンサーシップを、今どのように活用できるのか。今回は「インターナルマーケティングへの活用」を考えます。

神戸マラソンでの活動の様子

今回は、神戸マラソンのスポンサーである六甲バターを事例にインターナルマーケティング*1の取り組みについて紹介します*2。1948年に神戸で創業した六甲バターは、1960年に世界初となるスティックチーズを開発し、Q・B・Bブランドを冠したプロセスチーズは国内トップシェア*3を誇ります。

*1 インターナルマーケティングとは、「組織がその目標を中長期的に達成することを目的として実施する、内部組織の協働のための一連のプロセスあるいはコミュニケーションの活動」と定義されており(木村, 2007, p.14)、インナーマーケティングと同義とされています。
木村達也(2007)インターナル・マーケティング:内部組織へのマーケティング・アプローチ. 中央経済社:東京.
*2 本原稿は、六甲バター 執行役員マーケティング部長の黒田浄治氏へのインタビュー(2021年6月30日)を基に作成しています。ここに感謝の意を表します。
*3 調査会社インテージSCI(全国消費者パネル調査)2020年1~12月(金額ベース)

六甲バターは、地元神戸への「社会貢献」や「ブランディング」を目的に2011年の第1回大会から神戸マラソンのスポンサーとなっています。イベント当日はランナー、マーケティングスタッフ、ボランティア、沿道応援者を...

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