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社内報のつくり方

名画を軸に自社の分析技術を解説、堀場製作所のグループ報

堀場製作所

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は堀場製作所のグループ報制作の裏側に迫ります。

堀場製作所『JOY&FUN』


堀場製作所のグループ報『JOY&FUN』は、社員がイキイキと常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことができる社内報を目指して刊行する。

本年度は、各号表紙に名作絵画や歴史資料として価値のある文化財の分析事例をテーマにデザインを工夫し、裏表紙では表紙で紹介した文化財の分析に使われる同社の技術を解説する。2020年5月号の表紙に載るのは、ゴッホの絵画「ドービニーの庭」。

裏表紙ではその絵具の元素分析に同社のX線分析顕微鏡が用いられたと紹介した。表紙の名作絵画や歴史資料は、美術品・文化財をはじめさまざまな受託分析事業を行うグループ会社、堀場テクノサービスの分析事例から掲載している。堀場製作所コーポレートコミュニケーション室の武村幾子氏は「当社技術が社会で役立つこのような事例をまだ知らない社員も多いので、同企画でグループ内に広く気づきを促せたらと思います」と語る。

本年度からは国内に流通する『JOY&FUN』と海外法人向けのグループ報『VISION』の連動も図る。7月号掲載のホリバ・フランス社社長インタビューは和訳して『JOY&FUN』でも紹介した。海外版は1981年に創刊。同社に加わった海外法人に独自の企業文化を伝える役割を担ってきた。海外版を担当する同室の吉川智子氏は「長い時間をかけ、ようやく企業文化がグローバルに浸透してきました。海外版、国内版は個別の編集体制ですが、今後は国内外の域を超えた相互コミュニケーションにつなげたいとの思いから、記事の連動化を試みました」と語る。

人気企画のひとつが「学ぼう!HORIBAのコア技術」のコーナー。8月号では...

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