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社内報のつくり方

明治グループ報『amazing!』経営統合時の苦労を振り返る対談も

明治ホールディングス

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回は明治ホールディングスのグループ報制作の裏側に迫ります。

明治ホールディングス

明治グループは、経営統合から10周年を迎えた2019年、グループ報の内容・デザインを一新し、誌名も『amazing!』へと変更した。リニューアルの理由を明治ホールディングスIR広報部IR広報グループ係長の岡部祥子氏は「統合から時間が経ち、グループとしても次のステージに向かう時機だとの判断がありました」と語る。

『amazing!』としての創刊号、2019年春号の「経営統合10周年」特集では、統合以前、明治製菓と明治乳業に所属していた2人の対談で当時を振り返った。お互い、使う言葉も異なるため、製菓会社の社員は乳業用語を学び、乳業会社の社員は菓子用語を一生懸命覚えたそう。「会社人生で一番よく飲んだし、事業再編の2年間は昼も夜も本当に濃かった」などと語りあった。

2019年夏号特集ではグループのCSR活動を取り上げ、小学校での「みるく教室」の模様をレポートした。体育館に集まった約100人の1年生の児童たちに食育担当の社員が講師役となり、クイズを交えたりして乳牛や牛乳について教える。見学したMeiji Seika ファルマの社員が「食育活動は知っていたものの、小学生のこの笑顔までは想像していなかった」と驚く姿も載る。岡部氏は「グループ内には食育と関わりの薄い組織もあり、広くグループの活動を知ってもらいたい思いがあります」と明かす。

2020年春号では「従業員が健康だとmeijiもイキイキ!」と題して、健康に関する特集を手掛けた。その中で、想定外の異動で栄養商品も担当することになり、商品を知るため、人生初のジム通いを始めてダイエットに挑戦した社員が登場。85キロから65キロへと20キロもの減量に成功し、「before」「after」の写真入りで載った。

健康特集は...

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