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地域メディアの現場から

女心を押さえたデザインで、東海エリアの女性に愛される情報誌

『月刊KELLy』(ゲイン)

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    『月刊KELLy』(ゲイン)
    創刊 1987年6月
    配布エリア 東海3県(愛知・岐阜・三重)
    発行部数 12万部

    人気の連載・コーナー

    連載「東海日帰り街案内」
    名古屋から車で1~2時間の気軽に行ける、季節に合ったおでかけスポットを紹介。カフェや立ち寄りスポットなど、1日のプランを提案する。

    エリア特集
    エリアを絞った特集記事。ページ数が多く、余すところなく紹介できるのが特徴。特に、知多半島や日進市、長久手市特集の反響が大きかった。

    「幸せトリプル♥パンとカフェとパフェ」(2017年11月号)
    東海地方のカフェ文化に焦点を当てた特集。パンやカフェのみならず、流行りのインスタ映えするパフェも紹介した。

2017年に創刊30周年を迎えた『月刊KELLy(ケリー)』(ゲイン)は、12万部を発行するライフスタイル情報誌。長年東海エリア(愛知・岐阜・三重)で親しまれ、知名度は90%を超える。東海エリアのカフェやヘアサロンなどで必ず見かける雑誌だ。

「ナゴヤの女磨きマガジン」として、20代後半から30代の女性をターゲットに東海エリアの旬なグルメやファッション、ビューティーなどに関する情報を発信。東海エリアに住む女性の可処分所得の高さをかんがみて、「ちょっといいもの、ちょっといいコト」を意識し、上質な情報を提供している。

読者と同年代の女性が制作

編集者は、読者層と同じ20代後半から30代の女性がメイン。「彼女たちの中で流行っているものが読者に一番響く」と編集長の堀井好美氏。例えば2017年11月号の巻頭特集のタイトルは「幸せトリプル♥パンとカフェとパフェ」。元々は「パンとカフェ」だったが、スタッフから「インスタ映え」というキーワードや「パフェが流行っている」という情報があり、パフェを追加。結果、この号は読者の心をとらえ、売上を伸ばすことができた。

さらに、堀井氏はこの号のヒットの要因として"パン""カフェ""パフェ"と3点に特化したことを挙げる。分かりやすいため、ピンポイントで興味のある読者の購入につながった。数年前、あいまいなタイトルでのグルメ特集を掲載した際に、販売が伸び悩んだ経験を活かした判断でもあったという …

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女心を押さえたデザインで、東海エリアの女性に愛される情報誌(この記事です)
佐々木希編集長とともに、秋田の魅力・課題を全国に発信!
国内外の拠点から「北海道民」視点でニュースを発信
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関西から日本全国へ発信 週末を明るくスタートさせる番組
リスナーの顔を想像し 福井県で愛されるラジオ番組に
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