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地域メディアの現場から

「いい1日」のきっかけ作りのお手伝い 女性のための「よりみち案内帖」に

スターツ出版『OZmagazine(オズマガジン)』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    スターツ出版『オズマガジン』
    創刊 1987年6月
    配布エリア 関東近郊
    発行部数 7万6700部
    ※2016年10月~2017年9月平均

    人気のあった特集

    「鎌倉に行こう」(2017年5月号)
    観光地としての側面に加え、日々の暮らしのゆったりとした空気も感じることができる鎌倉。駅周辺や海辺、北鎌倉などエリアごとにスポットやグルメを紹介した。

    「本の町さんぽ」(2017年7月号)
    30周年記念号。「いい本屋さんのある町はさんぽが楽しい町でした」というテーマで東京都内の10の地域の書店と周辺のよりみちスポットを掲載した。

    「アートな町へ」(2017年9月号)
    「心はずむ瞬間を探して」と題し、全国13地域のアートなスポットを特集。自然や文化とつながって、それぞれの町を盛り上げているアートの魅力に迫った。

町や旅、カルチャー、アートといった幅広いジャンルの情報を発信する月刊の女性向け情報誌『OZmagazine(オズマガジン)』(スターツ出版)。販売エリアは関東近郊が中心で、通常のA4ワイドサイズと持ち運べるB5変型サイズの2サイズを展開している。全国のペンションで発売するレジャー情報誌としてスタートした同誌は時代に合わせて形を変えながら、2017年6月には30周年を迎えた。

読者の立場に立った誌面づくり

現在のオズマガジンを形づくったのは現・統括編集長の古川誠氏。古川氏が同誌の編集長に就任した約10年前は、日本中にブログやmixi、掲示板などが広まりつつある時代で、インターネットを通じて誰もが情報を発信できる環境が整い始めていた。

そのため「今までのように単に最新情報を掲載するだけの雑誌はいずれ価値がなくなるのでは」と判断し「オズマガジンらしさ」を追求。綿密な取材に基づいた物語性のあるコンテンツづくりと、読者の立場に立った分かりやすい発信を心がけてきた。

その最近の一例が2017年12月号(11月10日発売)の「新しい東京・日本橋」。日本橋はスターツ出版の本社があり、編集部員にとっては身近な町だが、読者にとっては必ずしもそうではない。もちろん誌面で特集を組むのは初めてだった。そのため歩き慣れた町も、「散歩をしてみて面白い町はどこか」を読者目線でチェックして、企画を立てるところから始まった。

特集では編集部が厳選したカフェやビストロなど、老舗から最新スポットまでを紹介。「ストーリー」を意識し、インターネットでは調べることのできない、店のスタッフの想いや魅力が最大限に伝わるよう工夫したという。誌面の見せ方にもこだわり、店舗紹介ページの写真は、読者の目を引き付ける「おいしそうな食べ物の写真」だけを使うのではなく、「人」にフォーカスした写真を多用した …

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