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地域メディアの現場から

関西から日本全国へ発信 週末を明るくスタートさせる番組

カンテレ(関西テレビ放送) 『にじいろジーン』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    カンテレ(関西テレビ放送)『にじいろジーン』
    放送時間 毎週土曜 8:30~9:55
    放送開始 2008年4月
    放送エリア 全国
    出演者 山口智充、ガレッジセール、飯豊まりえ、川島壮雄(カンテレアナウンサー)
    制作体制 チーフプロデューサー1人、プロデューサー1人、ディレクター2人など
    スタッフ数 約70人

    人気のレギュラー企画

    ぐっさんと行くならこんなトコ!
    ゲストが山口智充さん(ぐっさん)におすすめの場所や食べ物を紹介

    Happyミラクルチェンジ
    プロの手によって「視聴者」や「住宅」を素敵に変身させるコーナー

    ニッポン開運 福めぐり
    ガレッジセールの2人がゲストとともに全国のパワースポットを巡る

    ジーンちゃんが世界のごちそう いただきます♪
    番組キャラクターのジーンちゃんが世界各地の家庭料理を調査する

『にじいろジーン』は、毎週土曜日にカンテレ系全国28局ネットで生放送している関西テレビ発の情報番組。2017年4月に10年目に突入し、2018年1月には放送500回を迎える長寿番組だ。家族で過ごすことの多い休日の朝の時間帯に放送しているためファン層は幅広いが、中でも30~40代の女性には根強い人気がある。実際に番組に携わっているスタッフも女性が多く、女性の視点を意識した番組づくりに力を入れている。

「さわやかな空気感」を意識

番組を率いるカンテレ制作局制作部の谷口博邦氏は、17年のキャリアの中で3度にわたり『にじいろジーン』の現場を経験。番組開始時にADとして3カ月、スタートから5年目にディレクターとして3カ月、さらに3回目の今回は約半年前にプロデューサーとして番組を引き継いだ。

「こういう経験はめったにないことなので番組への深い縁を感じます。この10年で培った『にじいろ』らしさを守りながら、新しいことにもチャレンジしていきたいです」と、意欲を見せる。

番組タイトルの『にじいろジーン』は、「虹色の企画で視聴者にジーンとしてもらおう」というコンセプトから生まれた。「放送時間が週末の朝なので、家族全員が明るく前向きな一日を過ごせるように、『さわやかな空気感』を意識しています」と谷口氏。それゆえ暗い印象を与えるニュースなど、ネガティブな話題は極力取り上げないようにしている。

番組の構成は基本的に毎週同じ。オープニングは「ぐっさんと行くならこんなトコ!」。ゲストが"ぐっさん"こと山口智充さんにおすすめのスポットやグルメを紹介し、街を散策するコーナーで、関西出身のぐっさんの軽妙なトークが魅力だ …

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