情報拡散力のある存在として注目を浴びているインフルエンサー。Instagramの人気アカウントを持つ3人がそれぞれの経験からPRイベントへのリアルな意見を語った。
「楽しめるかどうか」が何より大事!
──皆さんは様々なPRイベントに呼ばれる機会が多いと思いますが、これまで参加した中で好印象だったイベントはどんなものでしょうか。
後藤早貴(以下早貴):2016年12月にCorona Extra(アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン)のイベントで、長野県の白馬村に1泊2日で連れて行っていただいたのですが、これがものすごく楽しかったので一番印象に残っています。雪山の中に建てられたロッジに、仲の良いインフルエンサーの子たちと泊まらせていただいたんです。夜にはビールとおいしいお料理もいただいて、みんなでパーティーをしました。まさに「楽しい中にコロナがある」という感じで、写真も自然にいっぱい撮りましたね。
石井リナ(以下リナ):私も彼女とは別の日程で参加しました。2日目にはスキーや乗馬も体験できるようなプランで、普通の旅行では経験できないようなことをたくさんさせていただいて。
早貴:企業の方からは「楽しんでいる写真をアップしてください」という大まかなリクエストしかなかったんですけど、本当に良い思いをさせていただいたので「たくさんインスタにあげよう!」という気持ちになりました。
リナ:そうそう!私もこのイベントはたくさん写真をあげました。
石井小百合(以下小百合):私は、最近では2018年2月に行ったコスメブランド「ロクシタン」と洋菓子メーカー「ピエール・エルメ・パリ」のコラボイベントがすごくよかったですね。可愛いギフトが用意されていたので、楽しみながら撮影できました。インスタにあげた写真は、商品からストーリーを想像して、三脚を立てて高めの位置から撮らせていただき、とても素敵な画ができました。
──逆に、イベントに参加してがっかりした経験はありますか。
リナ:私は、とある企業のイベントで遅刻して怒られたときはびっくりしましたね。遅刻したとも思っていなかったですけど……。これまで100件以上はPRイベントを見てきましたけど、インフルエンサー向けのイベントに「遅刻」という概念はあまりないんですよ。イベントの案内に〇~〇時とあれば、その時間内の都合の良い時間に行ってイベントを楽しむのが普通です。
インフルエンサーエージェントが噛んでいたこともあって、参加者は毎日何かのイベントに行っているような人気インフルエンサーばかりだったので、「少しだけ参加する」つもりで遅れてくる子は多かったです。最初からいなきゃいけないのなら「〇時に集合してください」と言われることが多いですね …