「経営と一体化した広報を展開したい」PR会社を経て、製薬企業に再入社
広報歴15年以上、一貫してヘルスケア領域のPRに携わってきた永田正人さん。30代半ばで、なぜ事業会社からPRエージェンシーへ移ろうと決意したのか。そして双方の立場を経験したことで得られた、キャリアの強みとは。
広報パーソンのキャリアと働き方
「仕事熱心な人が多い」。これこそが広報パーソンの共通項であり、『広報会議』を読んでいるあなたもきっと、この仕事に並々ならぬ情熱を傾けていることでしょう。加えて「働き方改革」が注目される今、読者調査の結果と現場の声から広報のキャリア形成や働き方について考えていきます。
*年数は広報歴
転職・独立経験のある読者は43.0%。PR会社から企業へ、あるいは企業内の他部署への異動を機に広報職を求め決断したという声が多いようだ。
・前職で、管理職として他部署への異動を命じられ2年。広報職から一時離れたが、やはり広報をやりたいと思い退職を決意(外食/6年)
・転職先からのオファー(小売/8年)
・1人体制の広報ではなく、広報を理解している仲間と一緒にチームで仕事ができる環境で働きたいと思い、広報部門が既にある大手メーカーに入社(食品/7年)
・家族の転勤と自身のキャリアアップ(NPO・NGO/5年)
・出産を機にPR会社は辞めざるを得なかった。個々人の力で掲載をもぎとってくるスタイルは、保育園の送迎時間と記者や編集者をつかまえる時間が重なり、成果を出せないことが分かっていたため(医療・介護/12年) …