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社内報のつくり方

中期経営計画の実践へ 日産車体「経営ツール」としての社内報

日産車体

社内コミュニケーションのツールである社内報を経営方針の共有に活用している日産車体。従業員参加型の誌面づくりに迫ります。

日産車体
『Pole Pole』

日産自動車のグループ会社として主に商用車の開発、生産を受託している日産車体。神奈川県平塚市に本社と工場を持ち、関連会社などの従業員も含めると約5000人が働く。

日産車体では、国内外にあるルノー・日産アライアンスの約50の工場に負けない競争力を持つため、中期経営計画(以下、中計)の遂行に取り組んできた。社内報は、この中計の策定や新たな関連会社の設立に伴い2010年に内容をリニューアル、生活情報中心から大きく変化させた。「社内コミュニケーションの充実」「経営情報の伝達」という2つの役割を担い、特に中計への理解、実践につながる誌面づくりを行っている。

「社内報が仕事に寄った内容になることで読者離れが起こると考え、コンセプトを"一人ひとりが主役の社内報"としました」と広報室の黒井祐美氏は話す。特集は必ず中計をテーマにしているが、従業員の活躍や多様な考え方を紹介する形で掲載している。例えば、各部署の業務効率化を紹介する企画では、従業員50人が登場し説明したことも。

また、オフの過ごし方などプライベートを紹介した回もあり、休暇取得への意識、長時間労働の是正について、考える機会を提起している。このように、従業員の登場と硬軟あわせたテーマ設定で、中計への理解浸透へとつなげている。

誌面に従業員を登用する効果は、主に2つあるという。モチベーションの向上とコミュニケーションの活性化だ。「中計の活動紹介などでの従業員の登場は、皆さんの日々の活躍の証です。また、がんばって働く従業員へのねぎらいの意味も込めています」と黒井氏。さらに掲載されたことで、周囲とのコミュニケーションが増え、当人のモチベーションの向上にも結びついている ...

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