ホテルや温泉施設の滞在型機能も充実 旅行者以外も狙う空港直結施設
入国制限の緩和措置により日本の玄関口、東京国際空港の利用客数が復活。約3年の延期を経て、ついに羽田エアポートガーデンが開業した。空港利用者だけでなく、ビジネスエリアへの成長や地域との連携など、施設を中心にした新たな商圏の創造を目指す仕掛けとは。
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商業施設「自由が丘スイーツフォレスト」が日本初上陸の韓国スイーツ・カフェ7店舗を招致し、K-POPテイストの空間演出で、Z世代のトレンドを取り入れた韓国カルチャーを体験できるエンターテインメント施設へと生まれ変わった。有料の個室など、新たな試みも導入し、さまざまな体験を提供する。
館内は1本の通路左右に店舗とフリーの座席がランダムに配置されたレイアウト。商品価格は店内・店外で同一。
座席はエントランス前にもあり、自然光の下でも過ごすことができる。施設入場料が不要なので、気軽に訪れられるのも魅力だ。
商業施設にとって“リニューアル”は定期的に投与されるカンフル剤だ。新商品の投入よりもコストもかさみ、リスクはあるが、その分即効性も高い。とくに新陳代謝の激しい飲食の業態において、幾度もその選択を続けてきた施設が、この夏また新たな姿へと変貌を遂げた。
2003年11月、岡田不動産がナムコの協力を得て、自由が丘のさらなる活性化を目指し、“自由が丘=スイーツの街”としての街づくりを狙い開業したのが日本初のスイーツテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」だ。初年度の来園者は230万人にのぼり、地域との連携やコラボレーション企画等を続々実現。その後、2009年・2014年・2019年と時代の変化に合わせて3度のリニューアルを行ったのち、2021年秋に一時休園した。
2022年7月7日に実施された4度目のリニューアルオープンでは、デコレーションズをパートナーに迎え、韓国の人気スイーツと韓国カルチャーを提供するエンターテインメント施設に生まれ変わった。
館内は女性を中心に旅行先として人気のある韓国の若者文化を身近に感じられるカフェ空間を実現。出店店舗の「北海氷水(プッケピンス)」「ソウルホットク」「CHICONE」「MINT HEIM」「Atomosphere」「SNOWING」「MND COFFEE」の7店舗はいずれも韓国の人気店で、日本初上陸にこだわって招致。
これに加え、国内最大のケーキ・スイーツECサイト「Cake.jp」の初のリアル常設店舗も展開し、ランチボックス入りのセンイル(誕生日)ケーキ、MANGAチーズケーキ、ダルゴナコーヒーなど、韓国で最新トレンドの映えスイーツやドリンクを販売している。各店舗ではモバイルオーダーにも対応。
施設内の空間演出は、韓国の人気施設からカフェ...