ミネラルコスメティックブランド「MiMC」が旗艦店を表参道に出店。既存店やオンラインでは伝えきれなかったミネラルコスメの魅力を直接ユーザーに伝え、自由に発信できるミニスタジオも併設することで新たな情報発信拠点として活用していく。


店内には製品の原料であるミネラルの原石を配し、自然由来のものを粉砕し、製品に生かしていることを感じられる演出を行っている。
商業地においてコロナ禍により去るものもあれば、来るものもあり。女性をターゲットにした商材における聖地といえる東京・表参道では、実は良い立地の物件には勢いのある新業態の出店が相次いでいる。
2021年8月30日に青山通りに面した店舗をオープンしたのは、ミネラルコスメティックブランド「MiMC(エムアイエムシー)」。今回ブランド初の路面店となる基艦店「MiMC Omotesando」を出店した。創業者である代表取締役会長の北島寿氏は、化学者として多忙を極めるなか、アレルギー・化学物質過敏症になってしまい、肌荒れなど女性としての自信を失う時期があった。
この経験から「美しい肌へと導き、自信と輝きを与える化粧品をつくりたい」と研究を重ね、2007年にアメリカでMiMCを創業。2009年に日本法人を立ち上げた。全国の百貨店やセレクトショップ、コスメキッチンなどのコスメティック専門店でも展開するなどブランドが成長してきたなか、創業14年目にしてブランドの魂を伝える旗艦店の出店へと踏み切った。
「MiMCブランドのルーツである“ミネラル”を体感・実感でき、また、他の店舗では表現できなかった、オンラインを起点としたこれまでにない体験型店舗をつくりたかった」(北島氏)。
ブランド名は世界中から厳選したミネラル(鉱物)と天然の植物や果物から採取したエキスを丸ごと使うことへのこだわりから「Mineral Make Cosmetic」の頭文字から名づけられている。「メイクをしている間もスキンケアができれば、素肌はもっと美しくなる」という考えから、創業当初からスキンケア処方でファンデーションやメイクアップアイテムをつくり、メイクアップアイテムを...