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訪日ラボの解析 インバウンドBiz

vol.09 2019年 春節トレンド

根本一矢(訪日ラボ 編集長)

急速に市場が拡大するインバウンド。2015年のいわゆる"爆買い"現象で火がつきましたが、散発的な事象でなく、持続可能なビジネスに育てあげるには──。インバウンドビジネス総合メディア「訪日ラボ」が解説します。

    vol.09

    2019年 春節トレンド

    CHINESE NEW YEAR 2019

インバウンドビジネスにとって、2019年最初の目玉イベント「春節」が終わった。今回は、「2019年春節反省会」として、昨年の数値との比較やトレンドの紹介をしたいと思う。

春節を含む2月の訪日外客数は、前年比3.8%増の260万4000人(全国籍)で、2月として過去最高を更新した。中国市場は同比1.0%増の72万4000人。伸び率でみるとやや鈍化しているが、人数シェアで約28%を占め、その存在感はいまだ健在だ。

視点を日本から中国側に移してみよう。春節期間中に中国から国外へ旅行者した人の数は前年比12.5%増の631万人。人気の旅行先は昨年と変わらずタイ、日本のワンツーフィニッシュで、海外旅行者の行き先はこの2カ国で3割を占める。

国内旅行は単位がぐっと大きくなり、同比7.6%増の4億1500万人。ただ、ここ数年10%台の伸び率を維持してきたことを考えると、旅行熱は少々ダウントレンドにあるようだ …

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