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訪日ラボの解析 インバウンドBiz

vol.07 宗教×インバウンド

根本一矢(訪日ラボ 編集長)

急速に市場が拡大するインバウンド。2015年のいわゆる“爆買い”現象で火がつきましたが、散発的な事象でなく、持続可能なビジネスに育てあげるには──。インバウンドビジネス総合メディア「訪日ラボ」が解説します。

    vol.07

    宗教×インバウンド

    RELIGION AND INBOUND TOURISM

「日本での食事」が訪日外国人から注目されている。2013年、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されたこともあり、「食」は、観光庁の調査でも「訪日旅行で期待していたことランキング」上位の常連だ。

ただ「食」には各国の習慣やルールと密接な関係があり、センシティブな対応が求められる。特に、宗教による食の禁忌は数多く、飲食店や食事を提供するホテルやテーマパークなどは、国別のインバウンド対策だけでなく、宗教別のインバウンド対策が必要になる。

信者数が23億人(2015年時点)と、世界最多のキリスト教は、ほかの宗教と比べ、食に対する戒律がゆるい。肉や魚を食べることにも厳密な制約はなく、アルコールについても寛容だ。

注意が必要なのが、信者数18億人(同)のイスラム教だ。2030年には世界人口の4分の1を超えるとされており、インバウンドでもいま以上に対応が必要となるのは自明だろう。

イスラム教では、教義で許されたものを「ハラール」と呼び、これに適合する受入体制の整備を「ハラール対応」と呼ぶ。逆に、禁忌とされているものは「ハラーム」で、その代表格は豚肉だ。これはかなり徹底されており、たとえば豚由来のブイヨンやラードの料理への混入はおろか、豚を調理した器具の使用も禁じられている …

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