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THROUGH BOUNDARIES

ディスプレイの『白紙』に

宇野 全智(禅僧/曹洞宗総合研究センター研究員)

もはや"見慣れ"慣れた新規作成画面の向こうに
一枚の"白紙"を「観る」と、その背後にある淡い連関が浮かび上がってくる。商品やサービスを価値づけるつながりもまた同じはずだ。

みなさん初めまして。禅僧の宇野全智です。私は「曹洞宗」という宗派の僧侶で、全国約1万5千あるお寺を統括する本部で研究員をしています。今や世界的なブームでもある禅ですが、その魅力は何か、禅の思想や実践を紹介する中から、禅的なモノの見方や考え方をお伝えしたいと思います。普段見えている風景が少々違って見えてくるかもしれません。

手始めに、禅問答的な実験をしてみましょう。パソコンで、ワープロでもプレゼンソフトでも、新規に"白紙"を用意してみてください。さて、何が見えますか?

"白紙"ですから「何も見えないよ」という反応が普通です。これは「目の前のものをただ眼で見た」という見方。ですが、禅には別の「観」という見方があります。

まずは視覚だけに囚われることをやめます …

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