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THROUGH BOUNDARIES

処方せん割引と情報格差

ハワードめぐみ(Pharmacist Intern)

消費者サイドが積極的に管理
服薬を管理したり割引券を受け取れたりするアプリ。米国の2016年の処方せん薬の購入総額は年間で4500億ドルに上るという。

海外旅行の際、「アメリカは医療費が高いので必ず保険に入っておくように」と聞いたことがあるかもしれません。「救急車を呼んだら数百万円の請求が来た」というのも珍しい話ではありません。

米国市民にとっても医療費の問題は切実で、少し体調が悪い程度で気軽に病院を訪ねることはまれ。その代わりに、病院以外の選択肢は、日本よりも豊富です。

その一つとして、市販薬の種類の多さと値段の安さが挙げられます。たとえば、日本では医師の処方せんを必要とする鎮痛薬や胃薬、抗アレルギー薬が、アメリカでは市販されています。風邪やインフルエンザ、花粉症など、原因がわかっており、診断が必要ない病態の場合は病院を頼らず、市販薬で対応することがほとんどです。

また、価格競争が許されているため、かなりの低価格で販売されており、病院へ赴いて診察を受けた結果、処方せんを出す代わりに、特定の市販薬を買って服用するよう医師が指示することもあります …

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