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THROUGH BOUNDARIES

スライド資料と「理由の空間」

朱 喜哲(プランナー、哲学研究者)

ピッツバーグ大学
セラーズが長らく教鞭をとったピッツバーグ大学は、哲学分野の世界的トップ校のひとつとして知られる。

現代のビジネスパーソンにとって最重要スキルのひとつはスライド資料の作成かもしれない。私たちは日夜、企画書や報告をうまくまとめ、よりよい資料を作ろうと四苦八苦する。

しかし、どうすれば「よい」資料になるのだろう。理路整然としたコンサル風から、プレゼン映えするビジュアル中心のもの、あるいはお役所風の詰め込み型資料まで、世のスライドはじつに多様だ。

他方、そもそもスライド自体を否定する企業さえある。Amazonでは社内会議でのスライド使用を禁止し、代わりに「物語のような構造をもったメモ」を用いるという …

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