フィンテックで実現した簡易決済法が街中で広まっている。支払い手続きが簡単な決済手段を導入し、ユーザーの利便性を上げ、よりたくさんのお金を使ってもらう競争が始まった。
フィンテックの発展で注目されているのが、「支払い」を簡便にする新しい決済方法だ。その普及のカギは、まずは安全性と信頼と言えるだろう。国内では、クレジットカードの不正使用を防止するために、EMVと呼ばれる決済用ICカードの仕様の導入が推進されている。
日本は決済端末のICカード対応化が海外と比べ遅れていたが、法改正などにより2020年の東京オリンピックまでには、国内でもICクレジットカードへの対応が完了する見込みだ。
EMV普及に後押しされているのが、米Square社、コイニー(東京都渋谷区)、楽天などのスマホ向け決済端末を提供する企業といえる。これらの企業では、2014年~2015年にかけてEMV対応機器の提供を開始した。2020年をにらみながら、端末代金0円などのキャンペーンを打ち出して利用店舗を増やしている …
あと61%