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＜メディア＞
TBS、テレ東など6社、ネット動画配信に進出 広告会社は電通、博報堂DYMPが参画
電通は5月23日、有料のネット動画配信サービスを手がける新会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン（仮称）を、TBSホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、博報堂DYメディアパートナーズ（MP）の5社と共同で、7月3日に設立すると発表した。
筆頭株主はTBSホールディングスで、出資比率は同社が31.5％。次いで日経が16.6％、テレビ東京ホールディングスとWOWOWがそれぞれが14.9％、電通が14.8％、博報堂DYMPが7.3％。資本金は40億円。
新会社の社長は、TBSホールディングスの髙綱康裕・特命担当執行役員兼TBSテレビ情報システム局長が就任する。また、テレビ東京ホールディングス傘下のBSジャパン、船木隆・前取締役が代表権のある専務に就く。
サービス開始時期は2018年4月を予定。定額制動画配信などを想定。今秋には一部動画配信をスタートさせる。
参画各社のドラマやバラエティ、スポーツ、音楽ライブ、経済番組などを配信するほか、放送番組のわき役などを独立させた本編に関連する作品（スピンオフ）など、オリジナルコンテンツも用意する。
ほかの放送局などからも番組を調達する予定。高精細な4K放送や、人工知能などのテクノロジー活用にも取り組む。
野村総合研究所の調べでは、国内の動画配信ビジネスの市場規模は、2015年の約1495億円から、2021年は2092億円への伸長を見込む。
日本テレビは「Hulu（フールー）」の日本事業を展開、フジテレビは「FOD（フジテレビオンデマンド）」、テレビ朝日はサイバーエージェントと組んだ「AbemaTV（アベマティーヴィー）」と、各局が動画配信サービスに進出している。
外資系もネットフリックスを筆頭に、アマゾンが有料会員向けに配信サービスを手がける。最近では英国のメディアグループによる、スポーツに特化した「DAZN 」がスタートした。
ネット動画配信は、次第に生活の一部となりはじめた（画像＝123RF）
＜民泊＞
エアービーアンドビーに日本の旅館やホテルの登録を開始
アジアを中心にオンライン旅行事業、訪日旅行事業などを手がけるエボラブルアジア（東京・港）は5月22日、ネット経由で「民泊」の仲介を行うエアビーアンドビー（米サンフランシスコ）と業務提携したと発表した。
エアビーアンドビーでは、専用Webサイトに民家の空き部屋を登録し、料金などを設定すると、宿泊したい旅行者とマッチングする、いわゆる「民泊」サービスを提供している。今回の業務提携で、エアビーアンドビーのサイト上で、日本のホテルや旅館などの予約販売サービスに参入するという。日本国内での営業活動は、エボラブルアジアが独占的に行う。
エアビーアンドビーのサイトでは、世界191ケ国6万5000以上の都市を対象に、においてアパートやヴィラ、城やツリーハウスといった「空き部屋」が、数百万件規模で登録されている。
エアービーアンドビーは昨今広がる、個人間で物を共同利用する「シェアリングエコノミー」の筆頭株（画像＝123RF）
＜ソーシャルメディア＞
ソーシャルメディアで映える写真を撮ってもらえる フォトグラファーとのマッチングアプリ
カルチュア・コンビニエンス・クラブの100％子会社CCCフォトライフラボ（東京・新宿）は5月22日、ソーシャルメディアでのアピールに特化した写真を提供する、出張撮影マッチングサービス「torutte（トルッテ）」を開始した。
小売店や飲食店など「ソーシャルメディアで映える写真を撮ってほしい企業」と、写真撮影者をつなぐ。専用のスマートフォンアプリ上で飲食、アパレル、美容などの撮影希望ジャンルを選び、撮ってほしい雰囲気の写真を選ぶと、最適な撮影者をリストアップ。同時に5人までリクエストを送ることができ、1人とマッチングする。
マッチング後は、メッセージによる事前打ち合わせ、撮影データのやり取り、撮影報酬の支払い・受け取りまで、実際の撮影以外のやり取りはすべてアプリ内で完結する仕組み。
対応エリアは首都圏。今後、拡大予定という。
「torutte」アプリ。NTTコムリサーチの調べでは、企業の8割が何らかのソーシャルメディア販促を行っているという
