買い物行動をデータで捉え、個々の消費者理解を深める
国内市場に大幅な成長が期待できないこれからの時代、大半のメーカーにとっては、従来からの売り上げ・シェア競争に加え、優良顧客の獲得競争が大きな課題となっている。そのためにどのようにデータを駆使するべきか。博報堂 博報堂買物研究所の前嶋誠一郎氏が解説する。
デジタル販促 瞬間を捉えて売上増
テレビを見ない層に対し、どのようにアプローチするか。また、次から次に新たな情報が消費者に届けられる中、どのようにメッセージを蓄積するか─ローソンは、こうした課題を解決すべく、ネット動画配信サービス「AbemaTV」を活用した5分番組の制作・配信に取り組んでいる。
Web上でも消費者との、継続的な接点を築きたい─ローソンは10月4日、インターネット動画配信サービス「AbemaTV(アベマティービー)」(運営=テレビ朝日、サイバーエージェント)上で、「こンだけ.TV」と題した5分のミニ番組の配信をスタートした。企画立案は博報堂。総合演出には元NHK職員で、Twitter公式アカウント「NHK_PR」の運用担当だった浅生鴨氏を迎えた。
毎週火曜日夜7時55分から配信する。「こンだけ.TV」は、ローソンのタグラインのひとつ、「のおいしさ、ローソ。」の略。野菜やお米のような素材や、「黄金チキン」「ブランパン」のようなヒット商品まで、ローソンの商品開発者の思いや、味についてのコメント、商品に対する世の中の印象など、一歩踏み込んだ情報を届ける番組だ。
「『こンだけ.TV』は、視聴者の方々に、発見のあるようなエピソードを盛り込むことを主軸に、紹介するテーマを選んでいる」(ローソン広告販促部の池間理江子氏)
出演するのは、番組キャラクターの「ロッシー」と …