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広告電通賞総合賞にサントリーホールディングス
電通は9月10日、第74回「広告電通賞」の最高賞にあたる「総合賞」にサントリーホールディングスが決定したと発表した。同社は2年連続での総合賞受賞で、通算24回目となる。サントリーホールディングスは、「フィルム広告」「ブランドエクスペリエンス」の2部門での最高賞と、「フィルム広告」「イノベーティブ・アプローチ」の2部門での金賞を受賞し、広告活動全般にわたる優れた成果が評価された。
応募総数1190点の中から入賞作として全59点が選出された。今回選考対象となったのは、2020年4月から2021年3月(ブランドエクスペリエンス部門、エリアアクティビティ部門は2020年3月から2021年3月)までに実施された広告で、コロナ禍ならではの表現が多く見られると同時に、社会課題に取り組んだものも多く見られた。
部門・カテゴリーなど概要に変化はなかったが、部門共通の評価の視点に「社会的多様性は保たれているか」が今回から追加されている。また審査は、応募受付から選考まで、すべてオンラインで実施、贈賞式の休止も決定している。
最高賞以外の主な受賞企業は以下の通りで、広告主名/商品・サービス名(作品名)の順。
各部門最高賞
・プリント広告
大塚製薬/カロリーメイト(部活メイト)
・オーディオ広告
大塚製薬/カロリーメイト(おやつに入りますか)
・フィルム広告
サントリーホールディングス/BOSS(宇宙人ジョーンズ・宇宙人からのアドバイス)
・OOH広告
セイコーホールディングス/企業広告(あの時をわすれない。進み続けるために。)
・ブランドエクスペリエンス
サントリーホールディングス/伊右衛門(緑の伊右衛門)
・エリアアクティビティ
岩手日報社/3月11日震災風化防止プロジェクト(広告から政治を動かす~3月11日東日本大震災風化防止「県民の日制定」プロジェクト~)
・イノベーティブ・アプローチ
ヤフー、警察庁/指名手配犯の捜査(TEHAI)